アクロス福岡(福岡市中央区天神1)2階の匠ギャラリーに10月28日、黒田官兵衛の一生を博多人形で再現した作品が登場し来場客の目を楽しませている。
博多人形作家協会が開く新作展の一角に飾られている作品「軍師官兵衛見参全十景」で、同協会の創立50周年を記念し、会員17人が共同で制作した。3歳の官兵衛が両親に和歌を習っている様子や、長男・長政の誕生、有岡城に幽閉された場面や単身で乗り込み降伏交渉を行った小田原城攻めなど10の場面で官兵衛の一生を描いた。
昨年から構想を練って手掛けた17人の人形師による力作。「同じ官兵衛でも、それぞれ人形師の個性が出ていて面白い」と同協会の川崎修一会長。「官兵衛がどんな人だったのか、どんな一生を送ったのか知っていただければ」。
開催時間は10時~18時(最終日は16時まで)。11月3日まで。