11月に福岡市内で開かれる「三遊亭円楽プロデュース 博多・天神落語まつり」に先駆けて7月27日、三遊亭円楽さんら出演者が公開会見を開いた。
8回目を迎える今年は11月1日~3日の3日間。昨年に引き続きFFGホール(福岡市中央区天神2)、イムズホール(天神1)、キャナルシティ劇場(博多区住吉1)、JR九州ホール(博多駅中央街)の4会場のほか初の鹿児島公演も行い、計25公演を予定する。
会見には円楽さんのほか、桂文枝さん、春風亭昇太さん、春風亭一之輔さんの4人が出席。プロデューサーの円楽さんは「今年もベテランから若手の東西の落語家がそろった。楽しんでいただければ」とあいさつ。文枝さんは「プロデューサーに感謝。上方の落語家の頑張りも見ていただければ」。
「この博多・天神落語まつりだけは『選手生命』をかけて頑張りたい」と昇太さん。54歳・独身であることにも触れ、「博多はきれいな人が多いので嫁探しも(笑)」。2012年に21人抜きで真打ちに昇進した注目の若手・一之輔さんは「師匠方の胸を借りて若手も頑張りたい」とそれぞれ意気込みを語った。
同2日には初の県外公演「博多・天神落語まつりin鹿児島」も予定。「落語ができるなら札幌でもどこでも行く」と円楽さん。「数年後には『九州落語まつり』になるかも」。喉頭がんで休養を発表した林家木久扇さんについては「9月に復帰する予定で、落語まつりへの参加は医師の保証済み。(桂)歌丸師匠も何とか生かしておくので大丈夫です」と会場の笑いを誘い、来場を呼び掛けた。
入場料は各5,400円(全席指定)。ローソンチケット、チケットぴあなどで8月9日より販売する。