イムズ(福岡市中央区天神1)で8月1日、高校生がスイーツの腕を競う「第7回貝印スイーツ甲子園」の九州沖縄ブロック予選大会が開かれた。
製菓・キッチン用品を取り扱う「貝印」(東京都千代田区)が主催し、パティシエ育成などを目的に2008年より開催しているコンテスト。高校生3人1チームで参加を募り、今年は全国から158校556チームが応募。書類審査を突破した全国8ブロック各5チームが、9月に行われる全国大会(全8チーム)を目指す。
九州沖縄ブロックに出場したのは、福岡から「飯塚高等学校」「折尾愛真高等学校」、長崎の「九州文化学園高等学校」「向陽高等学校」、熊本「慶誠高等学校」の5チーム。今年は「私たちのおもてなし」をテーマに各チームが考案したオリジナルのホールケーキで競う。
館内の料理スタジオで行われた約2時間30分の調理時間では、各チーム真剣なまなざしで細かい作業に手を震わせながらも声を掛け合い、見事なチームワークを見せた。制限時間いっぱいを使って思い思いのケーキを完成させていた。
審査はキャラメランジュオーナーシェフの西村信宥さんが務め、昨年全国大会で準優勝した飯塚高等学校が九州沖縄ブロック代表の座を獲得した。メンバーの三原未鈴さんは「ケーキ完成がギリギリで間に合うか不安だったが、あきらめたら後悔すると思ってがんばった」と笑顔。決勝大会の優勝チームにはパリ研修旅行が進呈される。「昨年の準優勝の悔しさをバネに今年こそ優勝して、3人でパリへ行きたい」と声をそろえる。