福岡市美術館(福岡市中央区大濠公園1)で来年1月6日より、ウルトラ怪獣の生みの親・成田亨さんの作品を展示する企画展「成田亨 美術/特撮/怪獣」が開催される。
1954(昭和29)年公開の映画「ゴジラ」の製作現場をアルバイトで手伝ったことをきっかけに、1965(昭和40)年~1968(昭和43)年に制作・放映された特撮番組「ウルトラQ」「ウルトラマン」などの宇宙人や怪獣などの登場キャラクターやセットのデザインを手掛けた青森県出身の美術家・成田亨さん(1929年~2002年)。同展では、成田さんの回顧展として原画や未公開デザイン原画などを展示する。
展示作品は、青森県立美術館所蔵のウルトラ作品のデザイン原画187点をはじめ、「突撃!ヒューマン!!」「円盤戦争バンキッド」などの特撮番組のデザイン原画や未公開の怪獣デザイン原画など。そのほか、絵画や彫刻作品、同展のために再現した映画「麻雀放浪記」(1984年)の特撮セットなど700点の作品を展示する。
期間中、成田さんの妻・流里さんと息子・カイリさん、アーティスト・村上隆さんによる記念講演会などのほか、特撮ワークショップなども予定(一部事前申し込みが必要)。
開催時間は9時30分~17時30分(入館は17時まで)。入館料は、一般=1,200円、高・大生=800円、中学生以下無料。2月11日まで。