福岡県立美術館(福岡市中央区天神5)で現在、開館30周年を記念したコレクション展「福岡の近代洋画」が開催されている。
同館は1985(昭和60)年11月3日に開館。今年で開館30周年を迎えることを記念して、「近代洋画」「彫刻・日本画」「現代美術」「工芸」など、来年度末までに4回に分けて連続してコレクション展を開く。第1弾となる同展では「福岡の近代洋画」をテーマに、近代洋画を専門とする同館の学芸員・高山百合さんが作品選びや構成などを行った。
同館の前身である福岡県文化会館(1964年開館)を含め、過去に開催した展覧会のチラシと作品を合わせて振り返る展示のほか、1914(大正3)年に結成され、前衛美術運動の先駆けとなった美術団体「二科会」にスポットを当てた作品など、福岡の作家を中心に約70点の作品を展示している。
「福岡で近代洋画がどのように発展していったかを感じていただければ」と高山さん。毎週土曜には学芸員によるギャラリートーク、1月24日には高山さんによる講演も予定。
開館時間は10時~18時(入場は17時30分まで)。月曜休館(1月12日は開館、13日は休館)。入場料は、一般=210円、高大生=140円、小中生=60円。2月1日まで。