岩田屋三越が現在、中国の旧正月(春節)の大型連休を利用して日本へ訪れる外国人旅行者に向けたサービスを拡大展開している。
今年は、初めて英語や中国語に対応したチラシや天神地区のマップ、外国人に人気のブランドリストなどのフライヤーの集合ラックを各館で設置。中国人旅行者に人気という赤サンゴや真珠を集めた宝飾展のチラシは今年初めて簡体中国語で作成。化粧品のパンフレットには「TAX FREE」のシールを貼るなど、訴求を強化している。
「国産が人気」(岩田屋三越広報担当の森山ミキさん)であることから、タイツやハンカチ、帽子などのファッション雑貨フロアでは、商品やプライスカードに「Made in Japan」「Japan Brand」と書かれたタグやシールも加えた。
朝や夕方の混雑が予想される免税カウンターでの手続きにはスタッフを増員。順番を示す番号札の案内表記なども行い、スムーズな利用ができるよう考慮するという。「いかにストレスなく買い物をしていただけるか、手探りですが、おもてなしさせていただきます」と森山さん。
免税売り上げは春節期間の前年の約2倍を見込む。