福岡三越(福岡市中央区天神2)に来年4月、空港型免税店「FUKUOKA DUTYFREE SHOP(仮称)」がオープンする。
福岡空港ビルディングと西日本鉄道、三越伊勢丹ホールディングスの3社が6月3日、出店へ向けた合弁会社「福岡デューティ-フリー(仮称)」の設立に合意したと発表した。出資比率は福岡空港ビルディングが6割、西日本鉄道が3割、三越伊勢丹ホールディングスが1割。
空港型免税店は、消費税・関税・酒税・たばこ税が免除となる免税店。訪日外国人のほか、出国予定のある日本人も利用でき、購入の際はパスポートや航空券を提示が必要となる。商品は福岡空港・博多港の出国手続き後に引き渡す。
場所は同館9階で、店舗面積は約1300平方メートル。ラグジュアリーブランドをはじめ、化粧品、食品、酒、たばこ、電化製品などをそろえる。
「2013年度から3年、インバウンド売り上げが倍に伸びている状況。(出店でさらに)買い回り、街の活性化が期待できる」と岩田屋三越の中込俊彦社長。福岡空港ビルディングの麻生渡社長は「福岡に訪れる観光客へのサービス向上のほか、福岡を総合的に魅力ある地域にできるのでは」と期待を寄せる。
初年度売上は30億円を見込む。営業時間は10時~20時。開業日は4月1日を予定。