8月9日にレソラNTT夢天神ホール（福岡市中央区天神2）で単独ライブを行うお笑いコンビ「母心（ははごころ）」が天神経済新聞編集部を訪れ、ライブに向けて意気込みを語った。

　福島を拠点に活動しているお笑い集団「みちのくボンガーズ」のメンバーの嶋川武秀さんと関あつしさんが2008年に結成した「母心」。「日本舞踊が得意で歌舞伎が好き」という赤い着物とかつらで女装したオカン（嶋川さん）の歌舞伎の所作に関さんがツッコミを入れるネタで昨年、第13回漫才新人大賞を受賞した注目コンビだ。

　「女装キャラ」は、宮本武蔵の母が登場するという結成前に作った巌流島を舞台にしたコントがきっかけ。同作で誕生した「オカン」キャラクターに関さんがほれ込み、「オカンと漫才をしたい」という熱意から「母心」の結成に至ったという。

　今では同キャラクターで日本テレビ「笑点」などにも出演し話題を集めているが、「今回のツアーでは着物を脱いだ姿を披露する」と嶋川さん。公演タイトルは「母心独演会～男漫才はじめました！～」と掲げ、公演チラシでは着物を脱ぎ去ったスーツ姿の嶋川さんが笑顔を見せる。

　福岡での単独公演は昨年に続き2回目。以前より会場も広くなった。「福岡のお客さんはノリも良く、新しいものを受け入れてくれる印象」と2人。「一歩成長した新しい漫才を見てもらえれば」と関さん。嶋川さんは「一緒に楽しんでください！」と意気込みを見せる。

　料金は前売り・当日共に2,500円。問い合わせは美案寄席プレイガイド（TEL 080-3188-1974）まで。