福岡市動物園(福岡市中央区南公園)は8月7日、今年6月に神戸から来園したニシローランドゴリラのオス「ヤマト」が6日に死んだと発表した。
ヤマトは西アフリカ出身の野生で年齢は推定38歳。2004年から暮らしていた神戸市立王子動物園でパートナーのメス・サクラと暮らしていたが、繁殖が成功しなかったことから新たなペアを試そうとサクラが別の動物園へ移動したことに伴い、福岡市動物園が単独生活の経験がないヤマトを受け入れていた。
来園の数日後から食欲が無くなり、治療するものの改善しなかったという。死因は現在調査中。来園時には体調と環境への慣れを考慮しつつ7月中旬に一般公開を予定していたが、かなわなかった。
同園は今月15日まで、ゴリラ舎に献花台を設ける。