福岡市は4月17日、市民や企業から熊本地震被災地への救援物資の受け入れを始めた。
受付場所は、旧大名小学校(福岡市中央区大名2)で、受け入れ対象の物資は生理用品、おむつ(子供用・大人用)、トイレットペーパー、タオル、毛布(以上、全て未使用・未開封のもの)、ペットボトルの水(未開封で賞味期限内のもの)。
同校の教室や体育館が物資の受取場所となっており、ボランティアや市職員らが種類別に分類している。17日には防災ヘリが水を被災地へ運んだほか、18日朝には昨日市民らが持参した物資を積み込んだ4トントラック2台が出発したという。
赤ちゃんを抱えた春日市の30代女性は「赤ちゃんがいるお母さんが不安だろうなと思って」とおむつとタオルを持ってきたという。ツイッターで物資の受け入れを知ったという糸島市の20代男性は「自分も新社会人で同期が熊本の避難所にいる」と明かし、自身も熊本への配属が決まっており、明日熊本へ向かうという。「少しでも役に立てれば」と話した。
19日以降の受け入れ時間は10時~20時。福岡市市民局コミュニティ推進部の藤本広一さんは「当面は継続していく予定」という。