映画「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」の公開を前に6月6日、監督・脚本を手掛けた宮藤官九郎さん、出演する長瀬智也さん、神木隆之介さんが福岡市内で会見を開いた。
NHK連続テレビ小説「あまちゃん」などを手掛けた宮藤監督のオリジナル作品。17歳で命を落とした神木さん演じる主人公・大助が、クラスの好きな女の子とキスをするため、長瀬さん演じる地獄の赤鬼キラーKの助言を受けながら、地獄からの生還を目指して奮闘するストーリー。
撮影で苦労した点は、「メークや着替えを含めてカメラの前に立つまで2時間かかったこと」と長瀬さん。宮藤監督は「本物の動物を使った撮影に苦労した」と明かす。神木さんは「一人で地獄を満喫。大助のリアクションを考えながら演じるのは苦労しつつも楽しかった」と振り返る。
映画の見どころについて、「映画なのに現実のようにうまくいかない人間らしい主人公に共感できるのでは」と神木さん。長瀬さんは「大切な人を亡くしてしまってつらい時こそ、見ると元気になれる作品では」と話す。
劇中でキラーK率いる地獄のロックバンド・地獄図(ヘルズ)が披露する楽曲はすべてオリジナルで、主題歌の作詞は宮藤監督が手掛けた。長瀬さんは「福岡は音楽にゆかりのある街。音楽、笑い、人間らしさをこの映画で楽しんでほしい」と話す。
6月25日から、TOHOシネマズ天神などで公開。