アジアマンス委員会事務局は、9月1日~30日に開催される「アジアマンス」の概要を発表した。
同事業は、1989年の「アジア太平洋博覧会~よかトピア」で培われた友情と交流の輪を深めることを目的に1990年からスタートしたもので、今年で17回目。期間中、12の新規事業を含む80の催しが福岡市内の各所で開催される。主要事業は、「アジア太平洋フェスティバル」「アジアフォーカス・福岡映画祭」「福岡アジア文化賞」。
今年の特徴は、アジア文化賞を中国の莫言(モオ・イエン)さんが受賞したことや中国との交流が活発化していることを背景に、中国をテーマとした事業が目立つほか、大学に関連した事業が昨年より7事業増加している。また、アジアの経済成長の中、アジアと学び合い、様々な分野での協力と通じて、アジアとの共生的発展を図ることが重要と考え、今年度からサブタイトルを「アジアを深める、30日」から「交流から共生・貢献へ」に変更し、アジアの「亜」をモチーフに共生と交流を2つの顔に例えた新ビジュアルを追加した。
メーン事業の「アジア太平洋フェスティバル」は9月14日から5日間、福岡市役所ふれあい広場や市内各所に民間団体が設置するサテライトステージ、イムズで開催される。ステージではアジア太平洋各地域の伝統的な民俗芸能が公演されるほか、各地域の物産品販売や米をテーマに創作アジア太平洋料理を提供する。このほか、関連事業として地元のNGOの国際協力活動を紹介する「地球市民どんたく」、アジアマンスのオリジナル旅行商品を発表する「アジア太平洋観光プロモーション」や福岡市内のアジア料理、雑貨店約65店舗との提携によるスタンプラリーを期間中開催する。