CG映像製作や3Dソフト販売などを手掛けるマーズ(中央区荒戸1)は8月20日、完全無農薬野菜を使ったスープ専門店「tulip soup (チューリップスープ)」(中央区薬院1、TEL 092-739-9088)をオ-プンした。店舗面積は約36坪で、席数は26席。
マネージャーの中村さんは、「5年前に大分で完全無農薬野菜を作る佐藤茂行さんとの出会いが出店のきっかけ」だという。契約農家である佐藤さんは、化学肥料を使わず稲や炭、貝などを混ぜて作った土地に、農薬などをまったく使わない昔ながらの農法で野菜を育てている。「こうした野菜をいろんな人に食べてもらいたい。そのためにはエネルギーへの転化が早く、気軽に食べてもらえるスープにたどり着いた」と話す。
同店で使用されているスープカップは、デザイナーの故・森正洋さんの「シェルシリーズ」をアレンジした同店オリジナル。いすやテーブルも同店のオリジナルで、いすの脚の部分は裏返すと、チューリップの花に見えるような形になっている。店内の白い壁には、同店のコンセプトを枝葉で表した「ロハスの木」が描かれている。
スープのレシピはフランス料理店「ジョルジュマルソー」(中央区大手門1、TEL 092-721-5857)の小西シェフが作った完全オリジナル。旬の野菜を使用するため、夏野菜のトマトなどは夏場限定のメニューとなる。
メニューは、ハーフボウル=367円、ワンボウル=525円。野菜それぞれに適した料理法で作られる季節野菜とワンボウルのセットは840円。客単価は1200円。ターゲットは20代~40代の女性。営業時間は11時~20時。店内の入り口付近であれば犬の同伴も可。