天神・大名地区の「通り」に名称-回遊性向上を目指す

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 「We Love 天神協議会」は11月より、「まちめぐりナビプロジェクト(まちナビ)」の一環として、天神・大名地区に「通り名」を付ける実験を始める。

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 同実験は通りに名称を付けることで、土地勘のない来訪者でもストレスなく街を歩けるようにすることで回遊性を高めることが目的。協議会が事前にホテルやインフォメーションなどにヒアリングを行った結果「場所を尋ねられても、番地の情報だけでは説明が困難」「入り組んだ道が多い大名などでは目印も曖昧」などの意見が出され、「通り名」への期待が寄せられた。命名のほか、地図・ホームページの作成も行なう。

 名称については9月下旬に地域の住民や商業関係者らがワークショップを行った後で検討するほか、距離感の目安が出来るように通りの起点から一定間隔ごとに番号を付け、簡易の名称プレートを沿道の建物等に取り付ける予定。協議会メンバーの吉田さんは、「かつては、通りをはさんで町が形成されていた。これから通りによって地域を考えることで位置や特徴がつかみやすくなるとともに、多くの人が通りに愛着を持つきっかけにもなれば」と話す。実験期間は2007の1月まで。

 「まちめぐりナビプロジェクト」は国土交通省が全国の地域団体などを対象に公募。九州では同エリアのほか、佐賀市、阿蘇地域、別府市などで実施。

We Love天神協議会

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