「博多人形 初節句とおとなの雛（ひな）展」が1月29日から、アクロス福岡（福岡市中央区天神1）1階の匠（たくみ）ギャラリーで開催されている。主催は博多人形商工業協同組合。

手びねりで作られたひな人形など

　同組合の博多人形師が制作したひな人形を展示販売する毎年恒例の企画展。アクロス福岡では1996（平成8）年から開催している。同組合の後藤達朗副理事長は「自分用にひな人形を飾って楽しみたいという大人の女性のニーズがある」と言い、七段飾りや五段飾りよりもコンパクトで出し入れのしやすい男びなと女びなのペアのひな人形を中心に用意する。

　立ちびなや座りびなをはじめ、桜の花の上に男びなと女びなが立っているものや、額の中に入っているもの、手びねりで作られたものなど、博多人形師約30人が制作した70点以上を展示する。価格帯は2,000円台～30万円台。

　後藤さんは「人形師それぞれの個性が表れている。いろいろな人形を作っているので、一度見てもらいたい。楽しんでもらえたら」と話す。

　開催時間は10時～19時。入場無料。2月3日まで。