
「福岡ミュージアムウィーク2025」が5月17日、福岡市内の博物館や美術館などで始まる。
「国際博物館の日」(5月18日)に合わせ、福岡市が開く同イベント。今年で16回目を迎える。今年は市内の16施設が参加し、常設展示観覧料や入館料・入園料を無料または割引にするほか、講演会やワークショップなどの特別イベントも開催。参加施設は、福岡市博物館、福岡市美術館、福岡アジア美術館、福岡県立博物館、「博多町家」ふるさと館、はかた伝統工芸館、王貞治ベースボールミュージアム、九州大学総合研究博物館など。
各会場を回ってスタンプ3つを集めると抽選会に参加できる「スタンプラリー」も開催する。抽選会の賞品は3館分(市美術館・市博物館・県立美術館)の特別企画展ペア招待券や、福岡市美術館オリジナルトートバッグ、福岡タワー展望ペア招待券、博多座公演ペア招待券など。
福岡市美術館1階ミュージアムホールで5月17日14時から、京都大学大学院准教授の田口かおりさんによる講演会「鉛・埃(ほこり)・記憶ー作品の『保存修復』がめざすもの」を開催する。19日を除く25日までの11時~と14時~は、参加者と対話しながら鑑賞するツアー「ボランティアによるギャラリーツアー」も行う。福岡アジア美術館では17日と24日の14時~、学芸員が美術館の裏側を案内する「バックヤードツアー」を行う。いずれも参加無料。申し込み不要。
福岡市文化振興課の諏訪本恵太さんは「アート、歴史、スポーツ、食、科学など、さまざまなジャンルのミュージアムが参加する。普段は入りづらい大学の美術館、博物館などにも気軽に入れるイベントなので、この機会に多くのミュージアムに足を運んでもらえれば」と参加を呼びかける。
今月25日まで。