
展覧会「伊藤潤二展 誘惑」が現在、福岡市科学館(福岡市中央区六本松4)3階企画展示室で開催されている。
1963(昭和38)年岐阜県中津川市生まれの伊藤潤二さんは1986(昭和61)年、漫画「富江」でデビューしたホラー漫画家。作品は、世界30以上の国と地域で翻訳出版されている。同展は伊藤さんの初めての大規模展覧会で、2024年4月から、東京、兵庫、青森を巡回し、福岡は4会場目となる。自筆原画のほか同展のために描き下ろしたイラスト、伊藤さんゆかりのもの、造形作家の藤本圭紀さんとコラボしたフィギュアなど約600点を展示する。
会場ではテーマごとに4つに分けて展示する。第1章「美醜」では伊藤さんが「この世で最高に美しい女性」として描いた漫画「富江」のキャラクター「富江」を中心に、漫画「死びとの恋わずらい」「なめくじ少女」などの原画を、第2章「日常に潜む恐怖」では、漫画「うずまき」「首吊(つ)り気球」「地獄星レミナ」などから原画を紹介する。第3章「怪画」では、扉絵や挿絵、CDジャケットなどのイラストの原画などを、第4章「伊藤潤二」では、少年時代のスケッチや小説などを展示する。
グッズコーナーでは、描き下ろしイラストを含む「公式イラスト集」(4,180円)やTシャツ(4,950円~)、A4仕切り付きクリアファイル(594円)、アクリルスタンド(1,100円)、マスキングテープ(550円)、染料染め手ぬぐい(1,760円)などの展覧会オリジナルグッズを販売する。
開催時間は9時30分~18時(入場は17時30分まで)。火曜休館。入場料は、一般=1,800円、中高生=1,400円、小学生=1,200円、未就学児無料(要保護者同伴)。7月12日・13日のみ完全日時指定予約制。7月13日まで。