
福岡ソフトバンクホークスの本拠地球場「みずほPayPayドーム福岡」で6月13日、日本相撲協会とのコラボ企画が行われた。
同試合は、パ・リーグ6球団と日本相撲協会とのコラボ企画。パ・リーグは、1950(昭和25)年3月に最初の選手権試合を開催してから今年3月で75周年を迎え、同協会は1925(大正14)12月に財団法人として設立されてから今年12月で100周年を迎える。6月開催のパ・リーグ6球団それぞれの主催試合に力士が来場。13日の日本生命セ・パ交流戦の福岡ソフトバンクホークス対横浜DeNAベイスターズ戦では、熊本出身の力士・正代(しょうだい)関が来場した。握手会やセレモニアルピッチ、土俵上で力士のしこ名の呼び上げなどを行う呼出(よびだし)の大吉さんによる両チームのチーム名と監督の名前の呼び上げを行ったほか、同協会の公式キャラクター「ひよの山」も来場して試合を盛り上げた。
正代関は、試合前に球場外周の特設ステージで当日の試合観戦チケットを持っている中学生以下の先着50人の子どもとの握手会に臨んだ。子ども一人一人と目を合わせ、笑顔で言葉や握手を交わした。ステージの付近には正代関のタオルを掲げたファンも見受けられ、声援に手を振り応える姿もあった。セレモニアルピッチは、惜しくもストライクゾーンからは外れたが、ノーバウンドでキャッチャーまで届き、会場は拍手に包まれた。セレモニアルピッチを終えた正代関は「自分たちを見に来たとは限らないお客さまの前で何かをするのは初めてで、新鮮な気持ちだった。もう少しストライクゾーンに投げたかった」と悔しさをにじませた。呼出の大吉さんはメンバー表交換の際に両チームのチーム名と監督の名前の呼び上げや太鼓演奏を行い、勝利後のヒーローインタビューの呼び上げも行った。
併せて、同協会コラボコラボグッズや、13日限定で軍配をモチーフにした「軍配チュロス」も販売。グッズは、「どすこい」と書かれた「フェイスタオルどすこい」(2,640円)や、軍配と選手名が書かれた「シークレットステッカー」(全17種、660円)、「ミニ座布団キーホルダー」(全17種、770円)などが売り場に並んだ。
福岡ソフトバンクホークス広報室広報企画課の長谷川舞さんは「伝統ある大相撲とのコラボで、多くのホークスファンに大相撲やスポーツの新たな魅力を届けることができた。野球と相撲、垣根を越えてスポーツを楽しんでもらえたら」と話す。