本のイベント「BOOK MEETS FUKUOKA(ブック・ミーツ・フクオカ)2025 ~本のもりのなかへ~」が10月24日から、福岡パルコ(福岡市中央区天神2)本館5階パルコファクトリーで開催されている。
福岡のブックイベント「ブックオカ」を主催する「ブックオカ実行委員会」と、書店「ブックスキューブリック」(赤坂2)が、「本と読者の出会いの場」を創出するために企画した同イベント。昨年に続き2回目の開催となる。全国の中小規模の出版社34社と県内の独立系書店6店、作家やライターなど「本好き達人」が選んだ本を集め、合わせて約1万冊をそろえる。
会場内の壁面の棚には、出版社の本を会社ごとに並べる。出版社のラインアップは、詩集や歌集を中心に出版する「港の人」、デザイン書やビジュアル書を手がける「パイ インターナショナル」、現代美術などのアートブックを刊行する「青幻舎」、建築書などを出版する「エクスナレッジ」、海外書籍を翻訳出版する「海と月社」など。
テーブルには、福岡の独立系書店「ブックスキューブリック」「ナツメ書店」「本灯社」「ブックバーひつじが」「とらきつね」「徘徊堂」が、それぞれ選んだ本を並べる。柱の周りの棚には、作家や歌人、ライター、建築家など約40人が薦める本を紹介する「本好き達人が選んだ激オシ本」コーナーを設ける。
このほか、ブックオカのメインイベント「のきさき古本市」の出張版として、日替わりで古書店主が出店するコーナーや、福岡を舞台にした文学作品に登場する場所を紹介する「福岡文学マップ」の展示、来場者がお薦めの本のタイトルをシールに書いてボードに貼るコーナーなども用意する。
本の購入客には、同展オリジナルデザインのしおり(8種)とブックカバー(3種)を1会計につき1点ずつ進呈する。
ブックスキューブリック代表の大井実さんは「本との出合いの場を提供できれば。手に取ったことのない本とも出合ってもらい、世界を広げてほしい」と話す。
開催時間は10時~20時30分(最終日は18時まで)。入場無料。11月9日まで。