柳橋連合市場にある甘栗店「甘栗屋」(福岡市中央区春吉1、TEL 092-762-8611)は1月より、受験生用に「合格甘栗」の販売を開始した。
同商品は、「晴好(春吉)実行委員会」が春吉ブランドを作ることを目的とした集まりの中で生まれたアイデアを商品化したもので、もともと甘栗が「勝栗」として勝敗のある競技などのときに食べられていることや、同店のある「春吉」のエリア名から「春に吉を呼ぶ勝栗」として桜の絵と「春吉勝栗」の文字を描いたラベルを貼って販売している。
店主の横地寛さんは、食品会社に勤務した後、名古屋の甘栗店で修行。その後、出身の福岡で同店をオープンした。商品はすべて中国の河北省の遷西県と遵化県の樹齢100年の栗の木から収穫したものを使用。1年に1度しか収穫できないため、1年分を買い付けて倉庫の冷蔵庫に保管しているという。「焼きたてのホクホク感も良いが、冷めると甘みが増すところが甘栗の特徴」(横地さん)。現在は期間限定で樹齢300年の栗の木から収穫したものを販売している。
同店では、毎年囲碁団体からの発注や、スポーツ団体からの依頼もあるという。「福岡で合格祈願と言えば太宰府が定番だが、同商品も定番にしていきたい」(横地さん)と話している。
商品は、箱詰めが880グラム=3,000円、袋入りが760グラム=2,000円、570グラム=1,500円、380グラム=1,000円、190グラム=500円。営業時間は10時からで18時以降商品が無くなり次第終了。