~福岡県西方沖地震、地下鉄七隈線開業、「萌え」文化が天神に~
2月、福岡市地下鉄七隈線が開業。橋本~天神南間で路線距離は12キロメートルで「七隈線」の愛称は公募で決定した。開業に伴い、天神地下街が南に約230メートル延伸された。
3月20日、福岡県北西の玄界灘を震源とする、マグニチュード7.0、最大震度6弱を記録した福岡県西方沖地震が発生。各地で復興支援チャリティーイベントが開かれたほか、翌年からは福岡のラジオ6局では共同特別番組などの取り組みも始まった。
8月、天神1丁目にメードカフェが九州初登場。メード服を来たスタッフが「おかえりなさいませ、ご主人様」と迎えるなど話題を集めた。8月末には天神北に2店目のメードカフェが登場し、天神にも「萌え」市場が広がりを見せてきた。
10月、ファーストリテイリングが商業施設「マツヤレディス」の名称を「ミーナ天神」に改称し、リニューアルオープン。アパレルチェーン「ユニクロ」や手芸用品専門店「ユザワヤ」が出店した。
12月には天神2丁目に九州初の直営店「アップルストア福岡天神」がオープン。オープン初日には、西通りに約1000人の行列ができるにぎわいを見せた。
12月、福岡市の人口が140万人を超えたと発表。2000年に比べて5万9151人が増え、中央区(10.2%)、博多区(8.1%)の順で増加率を記録した。
天神に九州初の「メイドカフェ」上陸-「萌え」市場を刺激(天神経済新聞)
ファーストリテイリング、天神北エリアに初の商業ビル「ミーナ天神」(天神経済新聞)「アップルストア天神福岡」オープンに1,000人の行列(天神経済新聞)福岡市の人口が140万人を突破-増加率1位は中央区(天神経済新聞)
~商業施設「VIORO」「季離宮」開業 渡辺通りイルミネーション復活~
4月、福岡の演劇界の発展などを目的とした「福岡演劇フェスティバル」が初開催。福岡発のかぶりもの劇団「ギンギラ太陽’sがオープニングを飾った。
9月、天神2丁目に商業施設「VIORO(ヴィオロ)」が開業。オープニングセレモニーには女優の田中麗奈さんが出席。ライフスタイルストア「BALS TOKYO(バルストウキョウ)」などが九州初出店。開業から10日間で来場者は21万人に達し、当初の計画を12%上回る3億7,300万円の売り上げを叩きだした。
11月、今泉に複合商業施設「季離宮(ときりきゅう)」が開業。3棟が並ぶ「町の離れ」をテーマにした作りで製菓材料店「CUOCA(クオカ)」などが九州初出店した。
12月、まちづくり団体「We Love天神協議会」が展開する天神地区のクリスマス企画で、地下鉄延伸などの工事で中止していた渡辺通りのイルミネーションが7年ぶりに復活した。
「福岡演劇フェス」初開催-オープニングはギンギラ太陽's(天神経済新聞)大型商業施設「VIORO(ヴィオロ)」オープン-約300人が行列(天神経済新聞)森がテーマの商業施設「季離宮」のテナントが明らかに(天神経済新聞)天神・渡辺通りにイルミネーション復活、7年ぶり(天神経済新聞)
~「ビルボードライブ福岡」開業、九州進出「天神ロフト」~
5月、「博多東急イン」が営業終了。施設の老朽化や賃貸契約満期に伴い、38年の歴史に幕を閉じた。同館跡には7月、「西鉄イン福岡」がオープンした。
9月、旧福岡ブルーノート跡に「ビルボードライブ福岡」がオープン。東京、大阪に続く3店舗目の出店。国内外のアーティストによるライブが連日行われていたが、徐々に客足が途絶え、2009年8月に閉店。
9月にはソラリアシネマなど天神地区の3会場で国際色を打ち出そうとネーミングに「国際」を加えて新装した「アジアフォーカス・福岡国際映画祭」が開催。
11月、渡辺通4丁目に「天神ロフト」が開業。九州初出店。文具やキッズ用品を強化した商品構成で、開業から1カ月間で65万人が来館し、売り上げは当初の目標比約160%という約6億円を達成した。
38年の歴史に幕-「博多東急イン」が営業終了(天神経済新聞)
「スティーリー・ダン」に酔う-「ビルボードライブ福岡」オープン(天神経済新聞)
「アジアフォーカス・福岡国際映画祭」-若年観客層の強化目指す(天神経済新聞)
天神に九州1号店、「天神ロフト」がグランドオープン(天神経済新聞)
オープン1カ月「天神ロフト」、売り上げ好調-目標比160%達成へ
(「天神の10年 VOL.2」は2015年8月末に掲載予定)