岩田屋(福岡市中央区天神2)本店7階大催事場で5月16日より、2006年度のニュースの写真を展示する「九州報道写真展」が開催されている。主催は九州写真記者協会。
九州の新聞・通信社を中心とした27社の作品170点を展示。水俣病患者の坂本しのぶさんを撮影した同協会賞受賞「癒えぬ心、水俣病公式確認から50年」をはじめ、プロスポーツ部門の大相撲の気迫あふれる「まげで負けた」、アマスポーツ部門「ハンカチ王子、ライバル対決制す」など事件・事故などの一般ニュースのほか、季節の草木を写した写真や博多祗園山笠の活気に満ちた地方ニュース、スポーツ、W杯サッカー、トリノ五輪、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)など、2006年1月から12月まで月別に展示。同年、各誌面を飾った写真が並ぶ。
写真を食い入るように見ていた女性(78歳)は「昨年の忘れかけていた記憶がよみがえる。緑の鮮やかな写真に見とれつつも、悲惨な事件・事故など命に関する写真には言葉を失う」と話していた。
会場では、同協会テレビニュース部会映像コンクール受賞作品のニュースも上映。開催時間は10時~20時(最終日は17時まで)。入場無料。5月21日まで。