TSUTAYA(本社=東京都渋谷区)は7月12日、東京、大阪に続く第3の旗艦店として「TSUTAYA福岡天神」(福岡市中央区今泉1)を出店する。
店舗面積は800坪。24時間営業。地下1階~2階は書籍で構成し、1階・2階には「スターバックスコーヒー」がテナントとして入居する。カフェ併設により、ドリンクを飲みながらフロアを回れる売り場展開を行うほか、商品検索機も導入する。
フロア展開は、3階=DVD・CDのセルコーナー、4階=ゲーム販売・リサイクルコーナーで構成し、福岡はゲーム開発会社が集中している点に注目、九州・福岡のソフト開発会社が加盟する団体「GFF」とのコラボレーションで、地元企業の「レベルファイブ」「サイバーコネクトツー」「ガンバリオン」制作のソフトを集めたコーナーや、クリエーターを招きイベントなども実施する予定。
同店では、既存店のゲームソフト設置平均数の5倍にあたる常時8,000タイトルをそろえるほか、販売する中古ソフトすべてを体験できるブース2台を同社で初めて設置する。また、旗艦店として、九州出身のアーティストやクリエーターを応援する売場作りをテーマに、九州出身の歌手、俳優、監督や九州を舞台にした映画などを特集した常設コーナーも設ける。
全店舗の会員の男女比はおよそ半々だが、今まで特に女性客を意識したコーナー展開をしていなかった点を改善。今春から、全国の既存店で、20代~30代の働く女性をターゲットに「良質なライフスタイルの提案」をテーマに映画作品を紹介するコーナー「GIRL’S STYLE」を設けたところ、実施前の1カ月と比べ129%のレンタル回数を記録するほどの反応があったという。この結果を踏まえ、「天神エリアはファッションやデザインに関心のある女性が多い点を意識、スタイリッシュなイメージの内装、外観に仕上げた」(同店)という。
オープニングキャンペーンの一環で、同社のカード・ポイント事業を展開するグループ会社「Tカード&マーケティング」(本社=東京都渋谷区)がファミリーマートと相互送客が目的のキャンペーンを実施。6月20日より、同店近隣の天神地区ファミリーマート17店舗にレンタル200円割引券付きチラシを配布。同店でも7月12日より、ファミリーマートのPB緑茶の商品引換券を配布し、さらなる集客促進を図る。同31日まで(商品引換券がなくなり次第終了)。