いわさきちひろさんとアジア絵本作家展-福岡で12年ぶり

福岡アジア美術館で「ちひろとアジアの絵本画家たち」が開催。福岡での開催は12年ぶり

福岡アジア美術館で「ちひろとアジアの絵本画家たち」が開催。福岡での開催は12年ぶり

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 福岡アジア美術館(福岡市博多区下川端町3)で8月25日より、美術展「ちひろとアジアの絵本画家たち」が開催されている。

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 会場では、1977年9月に世界で初めて設立された絵本専門美術館の所蔵の中国、韓国、モンゴル、スリランカなどアジア7カ国24人の絵本作家の原画約100点と、絵本作家のいわさきちひろさんの原画約80点、計180点を展示している。福岡での開催は、3回目で12年ぶりとなる。

 会場内では、いわさきさんのアトリエも再現されており、左利きと分かるライトの位置や、いわさきさんが仕事の合間に好んでしていたというトランプ占いのトランプまで細かく再現。また、いわさきさんの名刺や松本善明さんと結婚後の「松本知弘」の名が記されたパスポートなど、愛用品の数々も展示され、来場者の関心を集めていた。会場各所には、座って絵本を読むことができるスペースもあり、親子はもちろん、大人が真剣に読んでいる様子が見られた。

 家族で来館していた藤本厚子さん(63歳)は「(作品を見ると)気持ちが優しくなれるよう。『貝がらと赤い帽子の少女』(1967年)の絵に出てくる女の子が孫に似ていてかわいらしい。息子夫婦からプレゼントされたいわさきさんの『記念プレート』は宝物」と展示作品を横に感激の様子。

 9月16日・17日には、ちひろ美術館学芸員による「ギャラリートーク」も開催される。同展の開催は9月25日まで。

福岡アジア美術館いわさきちひろちひろ美術館

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