2004年より開催されているアートイベント「アートをたずねる月」のメーン会場となっているFTスカラ(福岡市中央区渡辺通4)3階で10月24日より、若手アーティストの合同展示会「福岡魂」が開催されている。主催はギャラリー&アクセサリーショップの「asi-para」で、開催は4回目。
同展は、福岡出身または福岡で活動をしているアーティストの公募作品を展示し、「東京一辺倒ではない『福岡』にこだわった『福岡魂』を発信していきたい」(asi-paraの川野洋子さん)と企画されたもの。今年も国際色が豊かで、10代~30代の韓国人・フランス人・メキシコ人各1人を含む計27人のアーティストの作品約160点が並んでいる。
個性豊かな作品は、切り絵、イラスト、立体作品などジャンルもさまざまで、作品は一部販売も行う。同展に参加している林野宏美さんは、自身が受けた精密検査で撮ったCTスキャンをヒントに「自分の中身を表現する」というコンセプトのもと、自身のレントゲン写真をアートに利用した作品を展示。林野さんは「CTスキャンを撮っている最中にアイデアが浮かんだ(笑)。アートは私のライフワークで『作品=自分自身を表現するもの』と思って、毎回制作している」という。
作品展示だけでなく、同28日13時~17時には出展アーティストらが参加する「切り絵」や「書」「イラスト」などのライブペイントも行う。川野さんは「福岡のアートを世界に発信していく場として、今後も続けていきたい」と話している。
開催時間は10時~19時(最終日は16時まで)。10月31日まで。