日本中央競馬会(JRA)は12月1日、商業施設「ゲイツ」(福岡市博多区中洲3)4階に場外馬券売り場「エクセル博多」をオープンする。場外馬券販売所としては全国37カ所目で、エクセル単独施設としては西日本初。
店舗面積は2,460平方メートル。入場は、当日の先着順で有料定員制、座席数は車椅子2席、ペアシート6組12席を含む568席を設ける。全席に16インチ液晶モニターを設置したほか、フロア上部に65インチ13台、37インチ18台も設置。販売機は、自動発売払戻兼用機12台、自動発売機10台を配置、ガラス張りの喫煙スペースも設けた。全売り場初となるオッズボックスの無料サービスや、他地域の売り場で要望の高かった「携帯電話の充電」ニーズに応え、全席にコンセントを配置するなど、利用者の意見を反映した設備を整えた。
コアターゲットは40代~60代の男女。若年層の顧客も開拓しようと、今後は初心者向けの「競馬教室」やカップルシートを利用した割引きサービスなども実施していく予定だという。
同売り場の丹波岳夫所長は「オープンや販売方法についてなど問い合わせも多く、手応えを感じる。福岡初の売り場ということで消費者の興味を引けるかが鍵。新規競馬ファン開拓もしていきたい」と意欲を見せる。年間売り上げは41億円を見込む。
営業日は土曜・日曜で年間105日。入場料は土曜=1,500円、日曜=2,000円、特定GI施行日=3,000円。営業時間は8時30分(馬券販売開始は9時)~最終レース終了後30分まで。