商業施設「VIORO」(福岡市中央区天神2)地下2階の地下通路に面した「VIOROストリートミュージアム」で開催されている「野村佐紀子写真展」が買い物客の目を引いている。
野村さんは九州産業大学芸術学部写真学科を卒業後、写真家のアラーキーこと荒木経惟さんに師事していた経験を持ち、主に男性のヌードをモチーフに作品を撮り続けている。
同展は、野村さんの推薦のカップルや公募から選ばれた計14組のカップルがベッドに横たわった大胆なポーズで「愛」をストレートに表現した作品27点を展示。同館がモデル志望のカップルを募集したところ、主に「野村さんに撮られたい」という女性からの問い合わせが約30件もあったという。
通路のそばに飾られた、裸で抱き合う「愛」のシーンに通行人の目もくぎ付けの様子で、この大胆なモチーフに驚きの声を上げる人の姿も。カップルの撮影について、「仲の良い恋人たちばかりで、ちょっと幸せをもらった。互いを思いやったり、気遣ったり、近かったり、遠かったり…。本当にいろいろな愛の形があった。いい時間だった」と野村さんは振り返る。公募カップルの印象も、室内での密接な撮影により、プロのモデルとの違いも感じなかったという。
同館広報担当の川添綾さんは「(VIOROの)メーンターゲットでもある『大人のココロを持った女性』にアートを身近に感じてもらえれば」と新機軸の企画に期待を寄せる。
2月28日まで。
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