「昆虫記」と「現代美術」、2人のファーブル比較-イムズで企画展

「アポロ蝶」『昆虫記』1巻13章ポール・アンリ・ファーブル©Philippe Caron/Archives Delagrave,Paris

「アポロ蝶」『昆虫記』1巻13章ポール・アンリ・ファーブル©Philippe Caron/Archives Delagrave,Paris

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 イムズ(福岡市中央区天神1)8階の三菱地所アルティアムで11月29日より、企画展「二人のファーブル ヤン・ファーブルとジャン・アンリ・ファーブル『昆虫記』の世界」が始まる。

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 同展は、「昆虫記」で知られるジャン・アンリ・ファーブルと現代美術作家のヤン・ファーブルの2人にスポットを当てたもので、「科学者・物理学者・詩人でもあるジャンと、自然に関心を持ち、『昆虫記』に影響を受けた作品も制作しているほか、劇作家や舞台監督などさまざまな顔を持つヤン。『多彩な才能』という共通点を持つ2人を紹介したい」(同ギャラリー広報担当の北村さん)と企画した。

 同展では、ジャン・アンリ・ファーブルの手描きのスケッチや資料、ヤン・ファーブルのドローイングや映像、立体作品など約90点を展示するほか、映画監督のアンリ・ディアマン=ベルジェが撮影したジャン・ファーブルの物語「ムッシュ・ファーブル」の上映も行う。

 北村さんは「科学と現代美術という異なる分野で活躍した2人。違った視点で『自然』をどう表現したか、比べて楽しんでほしい」と話している。「ヤンの作品を多数展示する機会は貴重」とも。

 営業時間は10時~20時(12月31日・1月1日は休館日)。入場料は、一般=400円(前売り=300円)、学生=300円(同=200円)、高校生以下無料。来年1月4日まで。

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