韓国・釜山出身のジャズシンガー、ビルボード福岡で初公演へ

「福岡はダイナミックな街。おしゃれでかわいい女の子が多い」とウンサンさん

「福岡はダイナミックな街。おしゃれでかわいい女の子が多い」とウンサンさん

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 ビルボードライブ福岡(福岡市中央区天神2、TEL 092-715-6666)で1月23日に公演を控える韓国・釜山出身のジャズシンガー、ウンサンさんが、公演に向けての意気込みを語った。

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 ウンサンさんは1998年より日本でも音楽活動を開始し、2004年にニューヨークのトップミュージシャンらと制作したアルバム「Introducing Woong San」で日本デビュー。2006年にはオリジナル曲を盛り込んだアルバム「Call Me」のほか、数々の作品を日韓両国でリリースしている。昨年7月には韓国出身ミュージシャン初となる、NYブルーノートへの出演という快挙を成し遂げる。12月には、アルバム「Feel Like Making Love」で日本メジャーデビューを果たした。

 音楽はロックしかないと思っていた――。ウンサンさんは幼少のころ、「歌手」と「尼さん」という2つの夢を持っていたという。17歳から2年間、寺で修行もしていたというが、大学時代には今の音楽スタイルとは正反対の「ロック」に目覚める。「音楽はロックしかないと思っていた」とロック漬けの毎日だったウンサンさんだが、ジャズの魅力にハマッたのは「世の中には良い音楽がたくさんあるのに、なんでロックばかり?」と疑問を持った友人がくれた1枚のCDがきっかけ。「(CDを)もらった当時は聴いていなかったが、13年前に音楽活動の中でスランプに陥ったときに手にした」という、そのCDに入っていたのは、ビリー・ホリディの曲「I’M A FOOL TO WANT YOU」。「この曲を強く歌いたいと思った」(ウンサンさん)。それから、ジャズを聴き込み本格的にジャズを勉強。ジャズでの音楽活動を開始したという。

 「福岡に来るのは2回目。前回は小さなジャズクラブで歌った。ビルボードでの公演はジャズミュージシャンにとって夢の舞台。友人も家族もいない日本で10年間活動してやっとここまで来たようでうれしい」とウンサンさん。

 今回のライブでは、最新のアルバムに収録されている「Feel Like Making Love」や、自身が作詞作曲を手がけた「Yesterday」など約11曲を披露する予定。「アルバム以上の深いブルース、ダイナミックさ、自分が持っているいろいろな色を出して歌いたい」と意気込みを見せる。

 公演は18時30分~、21時30分~の2ステージ。料金は自由席5,000円。チケットは、同店(TEL 092-715-6666)などで販売している。

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