文化誌「古代の福岡」-アクロス福岡が刊行、ガイド本の要素も

アクロス福岡文化誌編纂(さん)委員会が文化誌「古代の福岡」を刊行

アクロス福岡文化誌編纂(さん)委員会が文化誌「古代の福岡」を刊行

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 アクロス福岡文化誌編纂(さん)委員会は3月27日、福岡の地域、伝統文化などの保存が目的の文化誌「古代の福岡」を刊行した。アクロス福岡(福岡市中央区天神1)が取り組む文化振興事業の一環。

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 同誌は2007年に刊行した第1弾「街道と宿場町」、昨年の第2弾「ふるさとの食」に続く第3弾。「今、起こっている『邪馬台国』人気なども踏まえて、このテーマを設けた」と同館事業部の池田博昭事業部長。誌面では、福岡県を中心とした古代の暮らし、福岡を代表する遺跡や出土品などを、写真を織りまぜて紹介している。

 福岡大学名誉教授で同委員会の武野要子会長は「考古学のファンの方はもちろん、詳しくない方でも現状を分かりやすく解説している。入門書としても活用できる」と話す。同会の専門調査委員の竹川克幸さんは「資料館などの案内ページも新たに導入。実際に現地へ行けるようなガイド本としての要素も盛り込んだ」とも。

 発行部数は3,000部、価格は1,890円。全国の主要書店で販売している。

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