エンジョイスペース大名(福岡市中央区大名1)で5月25日より、ブラジル国籍のアーティスト3人によるグループ展「Art & Healing 三人展」が開催されている。
同展は、「天神の若い人が多いエリアで、国際交流の場にできれば」(同展代表者の松本エリダマリアさん)と企画。自身の内面を思いのまま作品に表現することはストレス解消にもつながるという考えの「アートセラピー」を中心としたアート活動を行うエリダさんと、ブラジルを拠点に活動するアーティスト、パウロ・トゥメさんとタイス・ベネメントさんの3人によるコラージュや水彩画、マンダラなどカラフルな作品約50点が並ぶ。
幼少のころ、父にもらった本をきっかけに「アートセラピー」の世界を知ったというエリダさん。1992年に初来日し、アート活動のほか、アートを通したヒーリングの研究を行ってきた。「自分自身の内側に溜まったストレスなどは、絵などで表現することで楽しく、元気になるエネルギーがいくらでも作れる」(同)とも。
会場では、エリダさんのコラージュや水彩などを使ったアートセラピーの一環の作品作り体験ができるコーナーも設けており、アットホームな雰囲気の中、来場者が作品作りに没頭する様子も。作品は3人の作品と一緒に会場に展示できる。
エリダさんは「言葉は通じなくても、ジェスチャーを交えた『カラダ語』でコミュニケーションが取れて楽しい。この場が国際交流につながれば」と話す。
開催時間は10時~19時。今月31日まで。