福岡市内で7月3日より、「第23回福岡アジア映画祭2009」が開催される。会場は、九州日仏学館（7月3日～5日）、岩田屋本館7階夢天神ホール（同10日～12日）。

　「今年は女性監督の作品が目立つ」と同映画祭ディレクターの前田秀一郎さん。ロンドンの国会議事堂前で7年間、テントを張って家にも帰らず、1日も休まずに英米政府のテロ撲滅戦争に抗議し続けたブライアン・ホウさんとその周囲の人たちを1年半にわたってカメラで追い続けた「ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1」（早川由美子監督）、韓国の一流企業を辞めて来日し、四国八十八ケ所のお遍路の旅で出会った女性を追ったドキュメンタリー「彼氏に振られて四国って、お遍路、歩く禅」（キム・ジヨン監督）などを上映。

　そのほか、日本でも人気の俳優ソル・ギョングさん主演の「カン・チョルジュン／公共の敵1-1」（韓国・2008年）、チョ・ハンソンさん主演の日本初公開のラブコメディー「甘いウソ」（韓国・2008年）など日本初公開作品7本を含む、日本・韓国・台湾などの作品計12本を上映する。

　期間中、監督の来福予定もあり、作品上映後に監督を招きティーチ・インも行う。

　前売り料金は1作品券＝1,400円、5作品券＝6,000円、10作品券＝10,000円。当日料金は一般＝1,800円、大学＝1,500円、高中・シニア60歳以上＝1,000円。チケットぴあほかで販売中。問い合わせは同映画祭実行委員会（TEL 092-733-0949）まで。