映画「プール」の公開に先駆けて9月4日、同作に出演する小林聡美さん、加瀬亮さん、もたいまさこさん、大森美香監督が来福、会見を行った。
祖母と娘・さよのもとを離れ、チェンマイの郊外にあるゲストハウスで働く母・京子(小林さん)。大学卒業を控え、母を訪ねてチェンマイに向かったさよは、そこで楽しそうに暮らす母に戸惑う。母の仕事を手伝う市尾(加瀬さん)、余命宣告を受けている菊子(もたいさん)との出会いにより心を開き始めていく…。
「チェンマイは日本でいう京都。時間がゆっくり進む場所で居心地が良かった」と小林さん。「映画の雰囲気に近い感覚で撮影が進んだ」と振り返る。「チェンマイという場所が同作に与えた影響は?」との問いに、加瀬さんは「風を感じたり、東京にいたら何ともないことも(チェンマイでは)違った」という。
「余命半年と宣告されても3年も生きている菊子。ここだったら長生きしちゃうかも」ともたいさん。「家族や大切な人を考える作品」とも。大森監督は「現地の空気感に合わせて作った。目に見えないものを感じてほしい」と話す。
同作品は9月12日、KBCシネマ1・2で公開。