イムズ(福岡市中央区天神1)地下2階に9月16日、ダンボールで作られた動物園が登場した。
キリン、ゾウ、馬、ペンギンなど等身大の動物などが会場に並んでいる。作品の「d-torso(ディー・トルソー)」は、大分県のアキ工作社が生み出した、立体情報をスライスして組み立てる独自の立体造形システムで作られたアート作品で、接着剤などを使わず、ダンボールのみで組み立てられている。「d-torso」の「d」はダンボールの「d」。
会場には、約5メートルの高さのキリン、牛、犬、人間のほか、毎時0分に動き出すロボット機能を取り入れたケンタウロスなど9種14体を展示している。
同システムのアイデアが生まれたのは「ニットデザイナーの妻が個性的なディスプレー用トルソーを探していたことがきっかけ」と話す同社・松岡勇樹社長。「時間があるが、お金がないという状況だったため、安くて身近なダンボールを素材に選んだ」という。
同社は、動物のほかミッキーマウスやムーミンなどのキャラクター、豚のトルソーの中にハムを入れたギフトなどユニークな商品もそろえる。現在は「キャラクターを立体化する作業が楽しい。新たなキャラクタートルソー作りに挑戦したい」とも。
期間中は展示しているペンギンのチャリティーオークションを実施するほか、10月4日にはペンギン作りのワークショップも行う。参加無料。定員10組。
開催時間は10時~20時。入場無料。10月18日まで。