まちづくりを担う人材育成や人材ネットワークの構築などを目的とした「ビジターズ・インダストリー都市塾」（以下、都市塾）が10月19日、吉田宏福岡市長に活動報告を行った。

　都市塾とは、「都市の魅力向上」「集客力強化」を目的に経済界、民間、行政など29団体が2003年に設立した「ビジターズ・インダストリー推進協議会」の活動の一環。1年間を活動期間とし、吉田市長へのプレゼンテーションを目標に各年のテーマに基づき意見交換を行う。

　第4期となる今回のテーマは「福岡と釜山」。塾生は実際に渡韓し、現地視察も行い意見交換を進めてきた。

　今回は塾生11人が参加し、元新聞記者という経歴を持つ吉田市長に記者会見方式で発表。メディアや交通など、それぞれが属する企業や団体の特色を生かしたアイデアを塾生が述べ、吉田市長とのディスカッションも交えながら終始アットホームな雰囲気で行われた。

　ディスカッションを終えて、吉田市長は「今の段階ではアイデアだが、まとめればできるのでは。若い世代の方が率先して両都市の人間的なつながりを作っていくことに期待したい」と話した。