すべて無償でサービスや物品をやりとりする、本当の「フリー」マーケットが11月14日、警固公園(福岡市中央区天神2)で開催される。
同イベントは、福岡アジア美術館(博多区下川端町3)で開催中の現代アートフェスティバル「第4回福岡アジア美術トリエンナーレ2009」の出品作品の一つ。シンガポールの作家ウーン・ティエン・ウェイさん、ジェニファー・テオさんの2人から成る「ポストミュージアム」が手がけたアートプロジェクト「Fukuoka Really Really Free Market(フクオカ・リアリィ・リアリィ・フリーマーケット)」の一環で行う。
「物品やサービスをやりとりしている状態がアート」(2人)と市民への呼びかけにより集まった衣類、雑貨、サービスなどを無償でやりとりするもので、福岡アジア美術館会場では約70点の物品から始まった初日から徐々に提供者やリピーターが増え、現在は2倍以上の物品が集まり盛り上がりを見せているという。
警固公園では、インスピレーションで言葉を描く路上詩人や絵本の読み聞かせ、手相、ネイルアート、タロット占いなどのサービス提供者が参加を予定。会場で当日参加も受け付けており、ジャンル、金銭面すべてに「フリー」のユニークな空間になりそうだ。
開催時間は13時~17時。