第3セクターのサン・ピア博多(築港本町13)は12月16日、同社所有の「ベイサイドプレイス博多」を九電工に売却することで基本合意したと発表した。同社は9月13日、福岡地方裁判所に対し再生手続き開始の申し立て行った後、ベイサイドプレイス博多の再生スポンサーとして九電工を選定した。選定の理由は、スポンサー4社の候補者の中でも最も高額であったことや、同所が公共性の高い船舶場であるため企業としての信用性を重視して選んだという。九電工は、サン・ピア博多の再生計画認可決定確定後(平成18年3月下旬頃)に同所を購入する予定。売却額は約4億円だが、約40億円の負債を抱えるサン・ピア博多は解散となる。売却後は、九電工と都市開発コンサルティング会社の森ビル都市企画が協力し同所のリニューアルを行う予定で、長時間滞在できるスペースを設け、施設全体のシナジー効果を狙う。 ベイサイドプレイス博多