NPO法人ティエンポ・イベロアメリカーノは1月26日まで、ギャラリー「エル・タジェール」(赤坂1、TEL 092-722-1650)でマカレナ・オリベラさんの個展を開催している。オリベラさんはアルゼンチン出身の造形彫刻家で、同ギャラリーでアート講座の講師を務める傍ら制作した、新作23点を含む37点の作品を展示・販売するもの。新作の中には、「源氏物語」の登場人物としてテーマ設定された作品があるのが特徴。セメントや石膏で作られた4体のレリーフ(写真)は、「女三宮」「夕顔」「六条の御息所」「空蝉」と名付けられ、自身のラテン文化と日本文化が独創的に混ざり合っているという。オリベラさんは「7年間、日本に住んで日本の文化を学んできた。造る作品にも違いが出てきた」と話す。このほか、彫刻・絵画作品も展示している。開館時間は16時30分~21時(月~金)、12時~18時(土・日)。入場無料。