福岡の観光をテーマにしたiPhone用アプリケーション「福ぶら」が現在、App Storeで配信されている。
福岡市や九州大学、福岡のゲーム会社など産学官連携で環境や観光、リハビリなど社会に役立つゲームを制作する福岡市の委託事業「シリアスゲームプロジェクト」の一環として、ゲームソフト制作会社「エレメンツ」(福岡市中央区舞鶴1)が制作した。
好みの観光テーマを選択し、ユーザーがゲームの進行に合わせて現地を巡ることでストーリーが展開。一つのストーリーで平均4カ所の観光スポットを巡る仕組み。定番の観光スポットを巡る「山笠」「福岡銘菓」をテーマにしたコースのほか、「怪獣来襲」「廃線跡」など「ガイドブックに載っていない、ちょっと深い福岡観光ができる」(同社の石川淳一社長)ものまで現在、10コースを用意する。
石川社長は「福岡はショッピング観光に偏りがちなので、ゲーム感覚で街歩きして街そのものを好きになってもらえれば」と話す。
5月中には、夏をテーマに「ホラー」「癒しスポット」などを加えた観光コースを加える予定で、7月をめどに計20コースをそろえるという。
ダウンロードは無料。