アジアの学術・芸術・文化に貢献した個人、団体を顕彰する「福岡アジア文化賞」の受賞者が6月7日、発表された。主催は福岡市、よかトピア記念国際財団。
アジアの文化価値の認識や守り育てることを目的に1990年に創設された同賞。今年は3人が受賞した。大賞にはカンボジアの文化復興や遺跡の保存修復などが評価されたカンボジアの民族学者のアン・チュリアンさん、学術研究賞には韓国の国文学者で「韓国文学通史」の著者・趙東一さん、芸術・文化賞にはドイツの建築家ニールズ・グッチョウさんが選ばれた。
9月15日には福岡国際会議場(福岡市博多区石城町)で授賞式を開催。翌16日には受賞者が市内の高等学校や中学校に訪問し、生徒との交流企画を予定するほか、同17日・18日には各受賞者による市民フォーラムを開く。