福岡市役所本庁舎で9月19日、30歳以下の若者を対象とした「環境啓発U-30(アンダーサーティ)事業」の活動発表会が行われた。
15歳~29歳の若年層が総人口の約20%を占める福岡市で、同世代からの働きかけにより環境活動の意識啓発を図ることを目的とした同事業。5回目となる今年は、公募で選ばれた30歳以下の学生や社会人の運営委員の下、「知る」「つながる」「動き出す」をテーマに、公募で選ばれた福岡大学や九州大学、九州産業大学などで活動する計8団体が参加し、日頃の活動についてプレゼンテーションを行った。
当日は、樋井川での河川清掃や博多駅周辺の違法駐輪対策、里山保全など、各団体による活動を発表したほか、観覧者や審査員なども交え福岡市の環境問題をテーマにグループディスカッションを行った。
麻生公務員専門学校福岡校生で、「ビーサイクル」メンバーとして活動発表を行った中屋公佑さんは「同じ年代の人たちと語り合え、意識が高まった。来年はもっとたくさんの人を活動に巻き込んでいきたいと」と話した。
投票により選ばれた上位3団体は、12月に東京で開催される「第9回全国大学生環境活動コンテスト」に出場し、プレゼンテーションを行う。