西日本鉄道(天神1)など九州内37のバス事業者は4月1日より、全九州の高速バスや一般路線バスが3日間乗り放題となるフリー乗車券「全九州フリーきっぷ(仮称)」を販売する。同きっぷを利用すると、3日間、都市間を結ぶバスや空港連絡バス、観光地・都心部を巡る路線バスなどを何回でも自由に利用できるもので、価格は1万円。対象エリアは九州全7県で、参加事業者の九州内の乗合バス約2千路線が利用できる。参加企業は、ジェイアール九州バス、昭和自動車、西肥自動車、九州産業交通グループ、宮崎交通、大分バスグループ、南国交通など。発売窓口は、参加バス事業者の主要高速バス乗車券発売窓口、九州・中国地区を除く全国の主要旅行代理店窓口、夜行高速バス共同運行会社主要窓口など。同きっぷは、2005年3月から発売している「SUNQパス」の対象エリアを拡大したもの。「SUNQパス」は北部九州5県の主に高速バスが対象のフリー乗車券で、10カ月で約1,400枚を発売し、乗車人員は4,800人に達しているという。「SUNQパス」も、対象地域は現行のままで対象路線に一般路線バスを加え、価格は九州内で8,000円、他県では6,000円で引き続き販売する。