福岡市内で7月1日、「博多祗園山笠」が開幕した。
同日、飾り山の一般公開が市内14カ所で始まり、パサージュ広場(福岡市中央区天神1)には十番山笠の飾り山がお目見え。表は太安万侶が筆録し、天皇に献上した「古事記」の神話を題材にした「神武東征傳(じんむとうせいでん)」、見送りは「古事記」にある八俣大蛇退治の場面を描いた「建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)」。
新天町商店街(天神2)にお目見えした「十七番山笠」の表は伊達政宗が畠山吉継軍内に拉致された父親がいるにもかかわらず鉄砲で攻め、全滅させる場面を描いた「不動隻眼立奥州(ふどうのせきがんおうしゅうにたつ)」。一方、見送りには「サザエさん」が登場。サザエさんをはじめ、タラちゃんやカツオくん、ワカメちゃんらサザエさん一家のかわいらしい人形に通行人らは足を止め、記念撮影するなどにぎわいを見せている。
飾り山笠の公開は今月14日24時まで。