キリングループは1月30日、2013年の九州沖縄エリアにおける事業方針を発表した。
キリン全社の2012年は、ビール・発泡酒・新ジャンル合計で2.7%減。九州沖縄エリアは、前年より減少するものの2.1%減。九州沖縄エリアの販売数量は、新ジャンルが0.2%増(全国0.7%減)、RTD(チューハイやカクテルなど)は11.3%増(全国7%増)の伸びを見せた。
「若い世代のビール飲酒率が低下している」(佐藤章九州統括本部長)と分析するが、昨年6月には、生ビールの上にフローズン状にした泡をのせた「一番搾りフローズン(生)」を提供する期間限定店を大名に出店。「店内では泡の写真を撮る人が多く、(SNSでの)写真を通して広がり、8割が20代の女性という客層だった」と佐藤さん。
今年も「若い世代へのアピールが重要」とし、今年も天神周辺に一番搾りのコンセプトショップの出店を予定するほか、2層のビアカクテル「一番搾りツートン(生)」を使った飲食店での販促企画も検討中という。