菓子製造販売業の「ひよ子」(福岡市南区向野1)が運営する菓子店「Frau Atsuko Kayashina(フラウアツコ かやしな)」(中央区天神2、TEL 092-761-0145)の3階に3月27日、ギャラリー「ひよ子ギャラリー天神」がオープンした。
カフェを併設した同店は昨年7月にオープン。当初3階はカフェスペースとして活用していたが、今回多目的に利用できるギャラリーとして改装した。広さは約77平方メートル。白を基調にした内装で、同社の看板商品「名菓ひよ子」のフォルムを表現した土壁を設けるなど「細部までこだわった」と石坂淳子社長。プロジェクター設備もあり、絵画や写真、陶芸などの展示やセミナー、イベントなどの利用を見込む。
同日からは、福岡市出身の写真家・井上孝治さんが昭和30年代の天神地区を写した写真展「想い出の街・天神」を開催。新天町や福岡スポーツセンター、旧岩田屋などを撮影した写真22点を展示している。
また、一角には同社の歴史を紹介するスペースも常設。1989年に常陸宮両殿下が同社の穂波工場を来訪した際に体験された「常陸宮両殿下お手造りのひよ子」や「名菓ひよ子」の目の焼き印を入れる「目付機」なども展示している。
「『ひよ子』にちなみ、ギャラリーが若手作家の成長する場になれば」と石坂社長。使用料金は、ギャラリー=18万円(7日)、セミナー=2万5,000円(1日)。開場時間は11時~17時。