古民家を再生したイベントスペース「松楠居(しょうなんきょ)」(福岡市中央区大名2)で12月12日、「ペーパークラフト展」が始まった。
建築家の茶谷正洋さん(1934~2008)が発案した、一枚の紙を切り折りし、開くと飛び出す立体カード「折り紙建築」。同展では、「折り紙建築」の創作活動を展開する有座企画一級建築士事務所代表の有座まさよさんが手掛けた作品54点を展示している。
「JR博多シティ」や「福岡タワー」、「九州国立博物館」「福岡銀行本店」など細かい作業で再現された作品がズラリ。「迫力のある、感動した建物ばかりを作った」と有座さん。写真のほか、実際に足を運んで建物の細部も研究しながら紙に切れ目を入れる。「設計者の心が見えてくるよう。街に当たり前にある建物に愛着がわく」。
日の当たり具合で作品の表情も変わる。「昼とライトアップが効果的な夜も見比べて」とも。
今月14日には飛び出すクリスマスカードを作るワークショップも行う予定。参加費は500円。
開催時間は12時~19時(最終日は17時まで)。今月17日まで。