春吉の魅力を知ってほしいと、日・中・韓の九州大学大学院生が7月31日、春吉地区の魅力をまとめた街歩きコースを地域住民らに発表した。
「春吉プロジェクト」と名付け、同院の坂口光一教授が授業の一環で日本人をはじめ、中国や韓国からの留学生など9人に呼び掛けて立ち上げたもの。「春吉の魅力を知ってほしい、伝えたい」と留学生らの視点からまとめた街歩きコースを考案した。
コース名は「春吉オルレ」。「オルレ」とは韓国・済州島の方言「通りから家に通じる狭い路地」を基にトレッキングコースの総称として使われる言葉。学生が実際に歩いて体験し、ネイルサロンやマッサージ店を巡る「ビューティー小町コース」や角打や屋台を巡る「九州男児コース」など、昼と夜をテーマに計6コースを提案した。
「韓国から遊びに来た友人にも自信を持って勧められる」と韓国人メンバーのパク・ジニさん。「このコースで春吉の雰囲気や楽しさを感じていただければ」と話す。
「2020年には春吉橋の架け替え工事が完成するなど、春吉は今後注目される街になる」と坂口教授。「学生の提案が春吉のまちづくりや話題づくりのきっかけになれば」と期待を寄せる。