福岡県は地元経済界や企業、大学などと燃料電池自動車(FCV)の導入促進活動などを行う「ふくおかFCVクラブ」を設立し、エルガーラホール(福岡市中央区天神1)で8月19日、キックオフイベントを開いた。
搭載した燃料電池で水素と酸素の化学反応により発電させた電気を使って走るFCV。年末から来年初めにかけてFCVの市販が始まるのを前に、福岡県を官民一体でFCVの普及拠点にしようと取り組むもの。同ホールではFCVについての基調講演が行われたほか、ホール前のパサージュ広場では市販されるFCV販売モデルや水素ディスペンサー模型などが展示された。
同クラブは今後、運転試乗会やFCVについての普及促進セミナー、自治体や企業へのFCVの導入の呼び掛けなどを行っていくという。同クラブの代表を務める麻生泰九州経済連合会会長は「福岡から全国に広がるような活動を展開していきたい」と話す。