パルコ(東京都渋谷区)は9月4日、福岡パルコ(福岡市中央区天神2)に隣接するビルに建設中の「福岡パルコ新館」を11月13日にオープンすると発表した。
地下2階~地上6階で、延べ床面積は約1万4000平方メートル。全国初業態が8店舗、九州初出店24店舗(うち、西日本初は15店舗)で、全45店舗が出店する。投資額は約56億円。
地下1階・同2階は博多弁の「来て」を意味する「来んね」にちなみ「conne(コンネ)」と名付け、食と雑貨を展開。地下1階=あんこ専門店・カフェ「アン・アンド・コー」、ドライフルーツなどをそろえカフェを併設する「ファーイーストバザール」など。地下2階=スペインバル「バルトト」、ハンバーグ専門店「極味や」が手掛ける新業態「きわみやごはん」、スープ専門店「スープストックトーキョー」など。
1階=ベーカリー・カフェ「ゴントランシェリエ」、メンズ・レディスファッション「ビームス」(1階・2階で展開)など。2階・3階=全国初のレディスウエア・雑貨セレクトショップ「ディッシーbyサロンデュラトリニーテ」、カフェ「24/7(トゥエンティーフォーセブン)カフェアパートメント」など14店舗。
4階=カフェ「スターバックスコーヒー」、ファッション「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング」など。5階=趣味雑貨・カフェがテーマ。東急ハンズが手掛ける九州初出店のライフスタイルショップ「ハンズビー」とカフェ「ハンズカフェ」、ラッピング用品などをそろえる雑貨店「ラップル」など。
6階=フロア名を「タマリバ6(シックス)」と名付け、「公園」をテーマに展開。トークショーやライブイベントなども行うエンターテインメントカフェ・ダイニング「カワラ カフェアンドダイニング フォワード」、書籍「フタバ図書」、カフェ「みのりカフェ」など。同フロアには若手作家の作品を展示する「アートトイレ」や「グリーンウォールテラス」なども設置。
年間売り上げは50億円、年間動員数は600万人を見込み、現・福岡パルコの本館と新館合わせると年間売り上げは約200億円、年間動員数は2000万人を目標に据える。
新館の営業時間は10時~20時30分(地下2階は24時30分まで、地下2階の一部と6階は23時まで)。
新館の開業に伴い、全国パルコ19店舗で3店目の規模となるほか、「現在動員数トップの池袋店を抜く」と竹下徹福岡店店長。パルコの牧山浩三社長は、2016年に博多駅前に誕生する「マルイ」を踏まえ、「常に進化していき、パルコの独自性で勝負したい」と話す。