現代美術展のキュレーションや映画上映会などを手掛ける「rhythm(リズム)」は4月29日、30日、「リュック・フェラーリ」映画祭をアートスペーステトラ(須崎町2、TEL 092-262-6560)で開催する。2005年8月に死去したリュック・フェラーリは、フランスを拠点に常に斬新で尖鋭的な音楽を追求してきた現代音楽の巨匠。上映作品は、4月29日=「リュック・フェラーリ-ある抽象的リアリストの肖像」、4月30日=日本初公開となるリュック・フェラーリ本人が監督したドキュメンタリー5作品。「リュック・フェラーリ-ある抽象的リアリストの肖像」は、スタジオ・マラパルテ(広島県)が制作し、渋谷のラウンジスタイルのシアタースペース「UPLINK」などで公開している。内容は、彼の音楽とパリで生活する「今」を追ったドキュメンタリーで、「レア音源とレア映像」による追悼作品だという。また、日本初公開のドキュメンタリー5作品は、フェラーリさんがジェラール・パトリスさんと共にフランス国営放送のための番組として制作されたもので、ジャズの巨匠たちのリハーサル風景とインタビューで構成されている。29日の上映終了後には、ミージシャンであり音楽評論家である大里俊晴さんによるレクチャーとライブを開催する。料金は、29日、30日の通し券=4,000円ほか。映画祭は、アートスペーステトラのリニューアル・オープニング・イベントで、同スペースは内装を一新し、新体制で活動を再開する。rhythm(リズム)